我が国の国土面積は、世界全体の0.25%であるにもかかわらず、マグニチュード6以上の地震回数は全体の22.9%にものぼる地震大国となっています。日本周辺では、図1に示すように太平洋プレートとフィリピン海プレートが、１年あたり数cm程度の速度で、陸側のプレー トの下に沈み込み、相互のプレートによって複雑な力が掛かり、数多くの地震が発生（図2）しています。

　最近の約10年間（2011年3月～2021年3月）では、最大震度6以上の地震が29回、震度7以上が4回発生しており、平均すると約4か月に1回の割合で震度6以上の地震が日本で発生していることになります。